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雄琴プルプルネクステージとは?京都プルプルグループの実態と摘発の経緯

Author

Matthew Cannon

Published Aug 11, 2026

雄琴プルプルネクステージとは?京都プルプルグループの実態と摘発の経緯

雄琴温泉ソープランド街の夜景

滋賀県大津市に位置する雄琴温泉は、琵琶湖の西岸に広がる歴史ある温泉地だ。比叡山延暦寺の開祖ゆかりの地としても知られるこの場所が、日本有数の風俗街として全国的な名を馳せるようになったのは1970年代以降のこと。その雄琴で長年にわたり圧倒的な知名度を誇ったのが、京都プルプルグループが運営する「雄琴プルプルネクステージ」だった。

本記事では、雄琴プルプルネクステージの概要、プルプルグループの全体像、そして2024年に起きた摘発事件の経緯まで、事実に基づいて詳しく解説する。

雄琴温泉という場所を理解する

雄琴は滋賀県大津市にある温泉地で、比叡山延暦寺の開祖が開いたと言い伝えられる歴史ある地域だ。そこに大人の社交場として進出したのがソープランドで、1970年以降に店舗数が増え、「雄琴=温泉=ソープ」という文化が根付いた。現在でも比叡山と琵琶湖に囲まれた自然豊かな環境の中に、ネオンが輝く風俗街が広がっているという、ある意味で日本的な二面性を持つ地域だ。

関西では滋賀県の雄琴・兵庫県の福原が二大ソープランド街として全国的に有名で、最寄駅はJR湖西線のおごと温泉駅から車で8分、比叡山坂本駅から車で7分の場所にある。アクセス面での不便さを補うために、各店舗が駅からの送迎サービスを提供するのが雄琴ソープの慣習となっている。

プルプルグループとはどんな組織か

プルプルグループは京都・雄琴の大型風俗グループであり、京都・滋賀を中心に長い創業の歴史を誇る大型グループだ。その規模は関西の風俗業界において際立った存在感を示しており、複数のブランド店舗を抱える多角的な経営体制を取っていた。

グループ内の店舗ラインナップは明確にブランド差別化が図られている。頂点に位置するのが最高級5ツ星店として知られる「プルプルプレミアム」で、プルプルプレミアムはプルプルグループのフラグシップ店であり、選び抜かれたハイレベルな女性のみで構成されている。その下のランクとして「プルプルネクステージ」、さらに「プルプルサードステージ」が並ぶ構成で、それぞれ価格帯とサービスレベルで差別化されていた。

プルプルグループ雄琴ソープランド

雄琴プルプルネクステージの特徴と営業スタイル

プルプルネクステージは、プルプルグループの中でもいわゆる「ミドルクラス」に位置づけられる店舗として、幅広い客層に支持されていた。高級すぎず、しかし安易なサービスに終始するわけでもない絶妙なポジションが、リピーターを呼び込む大きな理由だったとされている。

プルプルネクステージは滋賀・雄琴のソープランドの中でも待機時間が少なく、回転率の評価が高いと評判だった。効率的な店舗運営が実現できた背景には、スタッフによる丁寧なサポート体制がある。待機所は原則個室待機を採用し、インターバルにはスタッフが清掃の手伝いに入るなど、働きやすい環境が整えられていた。

毎月のキャンペーンに力を入れており、創業から12年以上の歴史を持つ店舗として長期的な顧客との関係構築にも注力していた。割引クーポンの配布などでの積極的な集客活動と、口コミを通じた評判の広がりが相まって、雄琴を代表する店舗の一つとしての地位を確立していった。

プルプルネクステージの送迎車のナンバープレートは「2626(ぷるぷる)」という遊び心のある設定で、比叡山坂本駅から送迎車で約10分の場所に店舗が位置していた。こうした細部へのこだわりが、ブランドとしての個性を作り上げていたといえる。

採用と労働環境:働く側から見た実態

ソープランドは「働く場所」としての側面も持つ。プルプルネクステージは求職者からも高い関心を集めていた。

採用率は60〜70%前後と比較的高く、容姿だけでなく内面を重視した採用基準を設けていた。愛嬌のあるキャストへの支持が高く、それがリピート率向上につながっていた。

出稼ぎも大歓迎とされており、東京・広島・名古屋・兵庫・大阪・福岡への出張面接も実施されていた。店舗側がクーポン費用を負担することで、キャストのバック率には影響が出ないよう工夫されていた。また月1回の性病検査の実施や送迎サービスの提供など、キャストの健康管理と安全面にも一定の配慮がなされていたことがわかる。

雄琴温泉の夜の繁華街

2024年の摘発事件:何が起きたのか

2024年、雄琴プルプルネクステージを含むプルプルグループの複数店舗が滋賀県警による捜査の対象となった。これは業界内外に大きな衝撃を与えた出来事だった。

プルプルネクステージは2024年5月に摘発され、閉店することになった。この出来事は単独の店舗にとどまるものではなく、グループ全体を揺るがすものとなった。

X(旧Twitter)上の情報によれば、滋賀県警は「プルプルプレミアム」「プルプルネクステージ」「プルプルサードステージ」の3店舗を摘発し、経営者ら5人が逮捕されたと伝えられている。グループの主要3店舗が一斉に捜査対象となったことは、プルプルグループの経営基盤を根底から揺さぶるものだった。

日本における風俗営業は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)」によって規制されており、ソープランドはその中でも「特殊浴場」として届け出が必要な業態だ。法令違反が発覚した場合、経営者の逮捕から店舗の閉鎖まで一連の行政・司法的対応が取られる。今回の摘発も、こうした法的枠組みの中で行われたとみられる。

雄琴ソープ業界における位置づけと影響

プルプルネクステージの閉鎖は、雄琴の風俗業界における勢力図にも影響を及ぼした。長年にわたりグループの中核を担ってきた店舗の消滅は、競合他店にとっては顧客の流入という意味で追い風となる一方、業界全体としての信頼性という点では打撃となった。

滋賀県特殊浴場協会に加盟する店舗では、キャストの衛生面を考慮した徹底した衛生管理でお客様への安心を提供することが求められている。摘発事件を受け、業界全体でコンプライアンス意識がさらに高まることが期待されている。

雄琴には依然として多くのソープランドが営業を続けており、現在でも風俗の低価格化が進む中で、サービス水準と価格のバランスをめぐる競争が激化している。プルプルグループの一角が崩れた後、どのような業態が主流となっていくかは、業界関係者が注目するところだ。

雄琴という地域そのものの今後

温泉地としての歴史と風俗街としての現実を同時に抱える雄琴は、今後も複雑な課題を背負い続ける地域だ。近年は「おごと温泉」として観光面での再ブランディングも進んでおり、家族連れや温泉愛好家向けの宿泊施設も充実している。風俗一辺倒のイメージを払拭しようとする動きも地域内では続いている。

一方で、長年にわたり地域経済の一部を支えてきた風俗業界の存在は無視できない。プルプルネクステージのような有力店舗の閉鎖が、地域全体の経済や雇用にどのような波紋を広げるかは、単純に語れない問題でもある。

おごと温泉と琵琶湖の景色

まとめ:雄琴プルプルネクステージが残したもの

雄琴プルプルネクステージは、京都プルプルグループのブランドとして長年にわたり雄琴ソープランド街の代名詞的存在として機能してきた。高い回転率、充実したキャンペーン、全国展開する採用活動といった経営手腕は、業界内でも一目置かれていた。しかし2024年5月の摘発・閉店という結末は、その歴史に幕を下ろした。

風営法の枠組みの中で営まれる風俗業は、法令遵守なくして長期的な経営は成り立たない。プルプルネクステージの事例は、業界全体に対するひとつの警鐘として記憶されることになるだろう。雄琴という地域が今後どのような姿に変わっていくのか、温泉地としての再生と風俗街としての現実の狭間で、その答えはまだ出ていない。